栗成の豆知識
- 筆のあれこれ
- 墨のあれこれ
筆のあれこれQ&A
墨のあれこれ Q&A
- 筆のお手入れ方法
- 硯のお手入れ方法
- 紙のお手入れ方法
- 墨のお手入れ方法
筆のお手入れ方法
筆は大半が動物の毛から作られているので、手入れ方法によって筆の寿命は異なってきます。
顔料の入っていない固形墨で磨った墨を使用したのなら、そのまま放置したとしても、次に液につけることで元に戻りますが、 墨液を使用した場合、必ずすぐに水に浸して揉みほぐし、十分墨を落として下さい。
墨液には防腐剤などの薬品が入っており、毛切れの原因と成りますので、使用方法には十分ご注意下さい。
根本などに残ったしつこい汚れには「筆クリーン」をぬるま湯で薄め、洗い流しましょう。
洗った後は紙などで拭き取り、風通しの良い所で乾かすように保存して下さい。
小筆の場合で先だけ使用したものは、水で湿らせたティッシュやスポンジで拭き取るようにすれば大丈夫です。
硯のお手入れ方法
使用後は反故紙(使用した画仙紙)で残った墨を拭き取り、柔らかいスポンジ等を使って水またはぬるま湯で丁寧に洗って下さい。
隅々まできれいに洗い終わったらタオルなどで水を拭き取れば普段のお手入れは結構です。
墨が石の目に詰まりはじめ、墨が磨りにくく感じた場合、硯専用の砥石もしくは※硯クリーンを準備下さい。 水道の水を少しずつ垂らしながら、砥石を使って墨を磨るように軽く削ります。
まんべんなく掃除をする感覚で砥石をかけます。 最後は普段と同じようにきれいに洗って乾かして下さい。
紙のお手入れ方法
紙も繊維なので、湿気があると水分を吸い、乾燥すると繊維がしまっていきます。
紙が沢山あれば、あまり積み上げず、必ず湿気の少ない、風通しの良い場所で保管して下さい。
楮などの繊維の長い紙や滲みを止めた加工紙はあまり長く置かず、早めに使用するほうが良いです。
本画仙紙(翔馬牌)などの繊維が短い紙は、良い条件の場所であれば数十年置いても書き味はむしろ良くなってきます。
墨のお手入れ方法
使用後は反故紙などで磨り口を拭いておきましょう。
湿度の多いところに置いておくと水分を吸い、その後乾燥したところにだすと割れが生じやすいので、高温多湿にならないよう保管場所に注意しましょう。
桐箱に入れておくこともお薦めです。
- 筆クリーンの使い方
愛用の筆が生き返る、大切な筆を長く使うために
使用後水に浸して揉みほぐし、十分墨を洗い落としてください。
※洗う際、お湯又は洗剤等は一切使用しないでください。
コップ1杯(約200㏄)に対して、筆クリーンのキャップ2、3杯(約10ml)程度を入れ、軽く混ぜ合わせてください。
筆を上記で作った液体に数分浸し、特に根元部分をよくもみ洗いしてください。
墨が十分落ちましたら、仕上げに水洗いしてください。
最後は紙などで十分に拭き、風通しの良いところで乾かし保存してください。
- 筆クリーン 100mL
- 筆クリーン 500mL
1年で小さいのは3本使いました。
またリピートしました
待っていた大容量タイプ
今まで100ミリを買ってましたが
- 硯クリーンのご紹介
- 硯クリーンの使用方法
愛用の硯が生き返る!大切な硯を長く使うために。
細目(800、)中目(600)、粗目(320)、各2枚入りです。
硯クリーン使用方法
中目(600)/細目(800):研磨及び仕上げ用
必ず硯面を水で濡らして研磨してください。
最後によく水洗いしてください。